耐火金庫は自分で運んではいけない理由
重量のある耐火金庫の運搬は専門業者へ
引越しや部屋の模様替えのために金庫を移動したい、そんな場合には専門業者に依頼をするのが安心です。
うちの金庫は小型なので自分で運べるだろう、そう考える方も多いかもしれません。
家庭用などの小型金庫はそれほど高さがなく、横幅も狭いため抱えて持ち運べるように見えるものです。
しかし一般的な耐火金庫は、小型であっても非常に重い素材で作られています。
小さくても重量は100kgを超える場合が多いため、不慣れな人が持ち上げると思わぬ事故を招く可能性があるのです。
重量がある品を運ぶ際の基本的な手順は、持ち上げた後に台車等に載せて移動する、というものです。
ちょっとした家具などであれば、こうした方法で無理なく移動させることができるでしょう。
しかし耐火金庫はかなり重いため、台車に載せる際にも危険が生じます。
もし100kgの鉄の塊が足の上に落ちてきたとしたら、どうなるでしょうか。
一人ではもちろん、二人以上であったとしても、大怪我を負ってしまうおそれがあります。
台車にうまく載せることができたとしても、その後移動中の事故が生じないとは限りません。
段差などにひっかかり、バランスを崩して倒すようなことがあれば、床や壁に大損害を与えるリスクがあります。
100kgの塊を床に落としてしまったら、最悪の場合床板が割れてしまうかもしれません。
持ち上げる際や設置する際には、指などをはさんでしまう危険性もあるでしょう。
どうしても自分自身で運びたいという場合は、金庫移動用の特殊器具をレンタルする、という方法もあります。
専用の特殊器具を使用すれば、多少は安全を確保できるでしょう。
しかし特殊器具のレンタルは費用が高めですので、無理をせず専門業者に頼んだほうが、コスト的にも良いといえます。
一般の引越し業者では重量のある金庫は不可
転居に伴い金庫の移動をする場合、引越し業者に依頼をするという手もありますが、重量がある品は対応不可となる場合がありますので、注意が必要です。
耐火金庫は重量がある上、貴重品でもあるため断られてしまう可能性が高いといえます。
安全性やコストなどを考慮すれば、金庫の運搬を専門としている業者を利用するのが無難です。
専門業者であれば、特殊な方法で固定されている金庫などもスムーズに移動してもらえます。
都内には24時間対応の金庫専門業者もありますので、急ぎの場合でもすぐに依頼することができます。
経験豊富なプロに依頼をして、安全かつ低リスクに金庫を移動しましょう。