大型金庫はクレーン作業で搬入可能

金庫といっても様々な種類のものがありますが、その中でも特に大型金庫となると、かなりの重さであるため、建物の上の階に搬入する時、上の階から搬出する際には、クレーンなどを用いて釣り上げるなどの作業が必要になるケースもあります。

特にオフィス用の耐火金庫、盗まれないような工夫がなされている金庫となれば、500キロ以上に上るものもあるため、搬入や搬出経路にエレベーターがなければ、クレーンなどを使った釣り上げ、吊り下げ作業がメインになることもあります。

大型金庫の釣り上げや吊り下げ作業にはどのような方法があるのかと言うと、主に使われるものとして、クレーン車での金庫のつり上げ作業が挙げられます。
クレーンやユニック等は段差や階段があり、金庫の搬出、また搬入等が難しい場合、エレベーターを使うことができないケースなどで使用することが多いです。

クレーン作業には周囲の確認を

クレーンは手慣れたオペレーターが慎重に操作を行いながら、作業を行うことになるでしょう。しかしこのようなクレーンはどのような条件でも使えるわけではありません。
建物の4階位までであればユニック車、そして電線などの障害物がないこと、クレーン車を止めておくことができるスペースがある、窓やドア、廊下などを金庫が通れるなどの条件が該当します。

戸建ての2階、オフィスビルや事務所の4階位までであれば、釣り上げによって搬入作業が可能となります。
しかし5階以上のマンション、オフィスビル等であれば、大型のクレーンを用いてつり上げ作業を行うことになります。

大型クレーンを手配し作業を行うとなると、費用はその分高くなることでしょう。
また建物が奥にありクレーン車が届かないケースもあるため、見積もりの際には確認が必要です。

このようにクレーンを使った作業を行う際の費用の相場としては、小型のクレーンであれば15,000円から30,000円程度ですが、大型を使うとなると6から100,000円ほどがかかることもあります。

クレーン作業のできる業者に依頼を

近郊専門業者に依頼するのか、まだ引越し業者に依頼するのかなどによっても変わってくることでしょう。
出来る限り費用を抑えたいと考えるのであれば、見積もりを取って格安なクレーン作業可能な業者に依頼するのが1番です。

とは言え後から追加費用が発生して、結局高くなってしまったと言うケースもあるため、事前に追加費用が発生するかどうかの確認も重要です。
そもそもの業者の数が少ないことから、地域によっては多くの業者間での比較が難しいことも頭に入れときましょう。