事務所移転の作業を行う業者や人材の責任

事務所内には日々の業務に関わる様々な書類が大量に存在しているのと同時に、取引先などとの間で交わされた突出して重要度が高い書類もあります。

重要度が高い書類は金庫の中に保管され、同じく金庫の中に保管される物としては、一部の人しか使用や出入りができない引き出しや部屋の鍵も挙げられます。

事務所移転をする時には、会社経営に直結する重要度が高い書類を保管している金庫も合わせて移動させるので、事務所移転の作業を行う業者や人材の責任も大きくなります。

法律に基づく規制も整備されている

会社経営に直結する物を扱う点から法律に基づく規制も整備されており、不慮の事態に備えたものもあります。

そして、移動にクレーンを使う時にはクレーン自体の法律に基づく規制も意識しておく必要があり、クレーンは特殊車両に分類されるため、クレーンを使用した金庫の取り扱いは法律に則った形で行わなければなりません。

事務所移転における作業は経営とは直接的に関係が無いとしても、移転に際する手続きや流れなどに関して法律に則った形式で行われていなければ企業自体の評価に関わりますし、企業自体の評価は経営に直結します。

クレーンを用いて金庫を運搬しつつ事務所を完結させるには、法律に基づく規制をクリアしている条件で行いつつ、前もって保険などにも目を向けて積極的に加入しておくのも大事です。

事務所移転をする時に搬出した金庫は新たなる事務所で再利用されるケースが多いものの、中には移転をきっかけにして新たなる物に切り替える事もあります。

金庫の取り扱いでは法律面にも意識を向け、対策を

金庫を新調し、これまでの物を処分するのなら定められている手続きを踏んだ上で行う事も念頭に置いておきます。

処分をする時には粗大ごみとしての扱いになるものの、重たくて頑丈である点から事前に申し込みを行い、お互いに認識を持った上で処分をしなければならない場合もあります。

また、金庫には被害に遭った時に補償が受けられるように保険契約がされている場合もあり、処分をする時には保険契約の有無や今後について保険会社とやり取りをしておきましょう。

他にも処分に際して解錠する必要があるので、解錠に必要な暗証番号も相手方に伝えられるようにしておかなければ、解錠に際して専門技術が必要になり、追加で費用が請求される事例もあります。

金庫の取り扱いでは法律面にもしっかりと意識を向け、大型特殊自動車であるクレーンを使うからこその法的なリスクに対応できるようにしつつ、金庫自体の取り扱いも抜かり無いものにする事が求められます。