金庫の移動で事故や損害を防ぐために大事なこと
物損に対する保険には加入しましょう。
金庫は重量物なので移動は機械を使用して作業が進められ、機械を操作するのは技術と経験を持ち合わせている専門家です。
動線の確保やクレーンで吊り上げる時の固定、吊り上げた際の重心の移動などあらゆる点に意識を向ける事ができるため、移動をさせる上で特に安心できる選択肢です。
特に安心できる選択肢ではあるものの、依頼をする時には万が一の事故や損害を想定しておくのが大切なので、保険の加入をしましょう。
加入すべき保険は物損に対する保険であり、予め加入しておけば徹底した計画と作業の中でも万が一の事態が発生した場合、事故や損害に応じて手厚い補償が行われます。
金庫の移動を対象にした保険は輸送保険もしくは損害賠償責任保険であり、輸送保険は運送業を行っている業者が提供をしています。
万が一の事故や損害を想定しておきましょう。
金庫を設置している所から他の所に移動させる時にはトラックなどに載せて移動させる流れになりますが、トラックなどでの移動中に様々な理由で破損が生じたり紛失が生じた時に補償がされます。
こうした輸送保険における保険料は対象の金庫の重さや運ぶ経路、保険金額がきっかけで変化し、保険料が大きくなるほどに補償も大きくなる特徴から、対象の金庫の重要性や価値を今一度把握する事に努めましょう。
損害賠償責任保険は移動に際して要する保険を指し、移動中に金庫がきっかけで他者に損害を与えた時に効力を発揮します。
そのため、移動中にトラックなどから道路上に金庫が落下し、落下した所に人間が居て怪我をさせてしまった時に有効です。
他にも、道路上に落下して走行中の他の自動車に損害を与えてしまった時にも有効です。
そして、物損に対する保険を選定し加入する時には効力が発揮するきっかけを予め理解しておくのがポイントです。
保険加入業者を選びましょう。
物損に対する保険の中には、金庫が破損したのにも関わらず破損を引き起こした理由が保険適用外になる事例もあるため、移動を検討する時には最初から最後までの一連の流れをきっちりとイメージし、あらゆる万が一の事故や損害でも抜かりなく補償してくれるものを選びます。
尚且つ、物損に対する保険を販売している保険会社や運送会社の中には、一般家庭の引っ越しなどには対応できるものの、事務所などの移動には対応していなかったり不慣れな事もあります。
一般家庭には事務所に置かれているような強固な金庫がある場合は多くないため、金庫の移動を安心して行う時の保険選びは対応している保険加入業者を選びましょう。