企業の事務所などでは、現金を利用することがある関係から金庫番ともいえる専門の人材がいて、仮払金や清算を行う際に金庫から必要額を取り出して担当者に渡すといったことが行われています。

この場合の金庫は、ハンディタイプで持ち歩きができるものが主流になりますが、高額な現金を扱うことが多い金融会社などでは大型タイプの金庫を使っているケースが多いようです。

事務所移転の場合の搬出と搬入作業

最近の金庫は耐火型など、火災が発生しても燃えにくい構造を持つタイプが主流です。特に、大型になると重量もあるので簡単には持ち運びができないので、会社の移転などの際には専門業者に依頼が必要になって来ます。

金庫が設置してあるのが2階以上になって来ると、階段を使って運び出したりエレベーターを使って搬出作業を行うこともありますが、重量があるものになると人力では運び出すことができませんし、エレベーターも積載重量が決まっていてそれを超えるような重量物を積載して動かせません。

この場合は、クレーン作業による搬出や搬入が必要になりますが、事務所移転の場合は搬出と搬入の2度のクレーン作業が必要になって来ます。

クレーン作業時のリスク管理

安全第一を考えて作業を行うけれども、何らかの事情によりクレーン作業中に金庫が落下してしまったり落下しなくても壁などに衝突させてしまい、金庫だけでなく建造物に損傷を行うなどリスク管理も忘れてはなりません。

落下してしまうケースは非常に少ないのですが、作業中に強風などで動いてしまってオフィスビルの外壁に傷をつけてしまうことも想定されます。輸送する際には毛布などで包んでい動物はもちろん、建築物や施設の外壁などに傷をつけないようにしているけれども、スピードにより損傷させてしまうことも考えられます。

このようなリスク管理で必要なことは保障といったことが重要なポイントになって来ます。

クレーン作業を行う専門業者が保険に加入していることが重要

クレーン作業を行う専門業者が保険に加入していることで、万が一のトラブルの際に保証されることで安心して事務所移転作業ができますので、利用するときには保険に加入しているのか否かを必ず確認するようにしましょう。

一般的には、クレーン作業はリスク管理が必要になる業務ですから、このような業務を行っている会社は万が一に備えて保険に加入しています。

これは引っ越し業者などでも同じで、輸送物だけでなく事務所移転などの際に建造物の損傷における弁償や物品の弁償など保証を行っていることが重要なポイントになることを覚えておきましょう。